2018-12-11 20:00
その他
コラボカフェの人気が急上昇してる理由って何?
コラボカフェの開催が増えている
近年、SNSによる情報拡散、インスタ映えを求める風潮、アニメ・ゲーム人気の上昇、フェイスブック・インスタグラムなどSNSの普及などを理由に、コラボカフェの開催件数が増加傾向にあります。コラボカフェは、首都圏をはじめ、大阪、名古屋、福岡など主要都市で開催され、全国的に展開されています。
コラボカフェは開催側にメリットがある
開催側にとって、コラボカフェはコラボレーション・マーケティングです。ポップアップ・ストア(通常のレンタルスペースを使用して開催する期間限定ショップ)と比べ、コラボカフェではイベント性、利便性、集客力においてメリットがあります。食品からキャラクター、アパレルブランド、アーティストに至るまで、カフェとタイアップして期間限定の共同ショップを開催することにより、広告費など販促活動費用の削減、新規顧客の開拓、競争力・ブランド力の強化などプロモーション効果が高まります。
コラボカフェは高いプロモーション効果が得られる
コラボカフェを開催する場合、2社以上の企業による出資のもと運営、広告宣伝を行います。それゆえ、企業ごとの費用負担は大きくありません。加えて、コラボ相手が獲得している固定客を自社の新たな顧客として引き込めます。カフェの知名度が高いほど、カフェ目的で来店した、キャラクターやブランドを知らない顧客に対してアプローチする機会が生まれます。
例えば、認知度の高い企業と有名なカフェがコラボカフェを開催すると世間的な認知度・話題性が高く、集客力は上がり、ブランド力の強化が図れます。つまり、少ない広告宣伝費用にて、新規顧客が開拓でき、高い集客力が見込めるということです。
キャラクターやブランドの世界観を表現できる
コラボカフェでは、カフェがもつ世界観を利用し、独自のブランドイメージを表現できます。カフェの雰囲気、メニューを通してキャラクターやブランドの世界観を表現でき、消費者に対する感覚的訴求効果は高まります。概して、マーケティングでは、視覚・聴覚・臭覚・触角の感覚的訴求が重視されます。食事は五感の刺激に最適であり、消費者はカフェメニューにより表現されたキャラクターやブランドの世界観を五感全てで感じ取れます。
消費者に対して新たなイメージを印象付けられ、特に、ブランドイメージが固まっている企業にとって、コラボカフェの開催は、消費者に対して意外性を与えられる効果的なマーケティング手法といえるでしょう。
また、ブランドの世界観が類似している企業とカフェがコラボすると相乗効果が高まります。
コラボカフェの増加はSNSの普及が背景にある
SNSの普及に伴い、個人がSNSを通じて情報の発信・収集を行う時代を迎えました。SNSの活用は、企業のマーケティング戦略に有益です。SNSは不特定多数向けに情報を発信するため、情報を広く拡散でき、高い口コミ効果・広告効果が得られます。企業は、SNSユーザーの自主的な発信を促すことにより、キャラクターやブランドの認知度・イメージの向上を図れます。SNSへの情報発信・拡散を図るには、話題性のある企画を行う必要があり、それゆえ、マーケティング戦略としてコラボカフェを選択する企業が少なくありません。
コラボカフェはイベント性が高く、SNSによる拡散、インスタ映えに抜群です。自社のキャラクターやブランドをカフェとタイアップさせ、話題性を生むことで、キャラクターやブランドの固定客に加えてインスタ映え目的の集客を得られます。コラボカフェ、SNSの人気は軌を一にします。
また、コラボカフェが増加する背景には、SNSユーザーの心理が影響します。特に、インスタ映えを求めるユーザーは、「可愛いものを撮りたい」「待ち時間が長くても、行列に並んでも写真を撮りたい」との欲求が強い傾向にあります。
コラボカフェは、個人が自由に情報発信できる時代に適したマーケティング戦略であり、企業側のメリットは高いです。一方、消費者の欲求を満たせ、消費者心理に最も訴求できる方法であるといえます。
(画像はプレスリリースより)